口あたりの良さと底味の複雑さではじめの一杯にも、料理にも
Girly Girl Wines GIGI (Moscato)
ガーリー・ガール・ワインズ ジジ (モスカート)
色調は淡い麦藁色。栓を開けると、いきなり周囲にマスカットの芳香が広がる。マスカットや白桃を思わせる豊かなアロマとほんの少し舌を刺激する微炭酸のバランスが良く、「はじまりのワイン」には最適。口あたりの良いワインだが、果実味、酸味、ミネラルなどの味わいの要素は思いのほか高い。また、底味として微かにクリスピーなニュアンスや胡桃のような油脂系の旨味、ハーブのニュアンスなどがあり、そうした要素が料理とのマリアージュの可能性を示している。
【味わい】 マスカットの芳香、豊かな果実味、微炭酸と誰もが好ましく思う要素がたっぷり。心地良い甘味をもつ口あたり良いワインだが、実は底味にはハーブ、タンニン、油脂など多彩な味わいも。単体で楽しむばかりでなく、料理とマリアージュさせても楽しめる白ワイン。
【おすすめ料理】 ・オートブル各種(クラッカー、チーズ・パテなど) ・鱈のクリーム煮 ・鱸のパイ包み ・鮪・鰹のヅケ(和辛子で) ・角煮 ・東坡肉 ・牛肉の佃煮
果実味と芳香に寄り添わせるならクラッカーやチーズ、パテなどを盛り込んだオードブル。クリームやバターを用いた魚介系の素材とも相性が良い。また、ハーブやタンニン、油脂などのニュアンスも微かながら持ちあわせているため、案外したたかな料理にも寄り添う。鮪や鰹のヅケ、豚の角煮や叉焼、牛肉の佃煮などは意外にユニークなマリアージュに。すき焼にたっぷりと砂糖を入れるのと同じ理屈で、甘いワインではあるが牛肉との相性は決して悪くない。
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